陽だまりえんつこ

“えんつこ”は、赤ちゃんを寝かせるために藁で作ったゆりかごを意味します

農作業-農道ー

 昨年12月にりんごの収穫も終わり、次の日からりんごの枝の剪定作業に入りました。剪定作業は、りんご栽培に於いてとても重要な作業で、収穫の出来の7割位を占めると言われています。

 私のりんご畑は、幹線道路よりはちょっと小高い所にあり、所謂農道沿いにあります。

 今年の冬は、暖冬のせいで雪が少ないです。それと私のりんご畑より奥の方にりんごを栽培する大きな企業の事務所ができた事もあって、雪が降ると除雪車が来て自分の畑の前まで除雪が済んでしまうのです。

 昨年までだと、雪が多い日は幹線道路の除雪は済んでいるけど、畑に来る農道は除雪されて居らず、車(軽トラ)を置いて畑まで歩いて行かなければなりませんでした。片道20分位かかります。この差は、大きいです。

 ちなみに上記の写真は、今年の雪が降った時の畑の前で撮った物です。除雪車が来てくれているので、畑の前まで来ましたが、畑は前日の雪が10cm程積もっています。

 写真を見ると畑の入り口の前に何やらおかしな看板が・・・

「お疲れ生(ビール)です」「ありがとうございます」

 「お疲れ生(ビール)です」は、あるビールのCMからパクった物です。新垣結衣さんが宣伝していた時のCMが好きで、とても印象に残っていたので使わせて頂きました。この写真では畑の入り口がまだ除雪されていませんが、普段だと除雪の方が、ご奉仕で車が置けるように除雪をしてくださるのです。それで、この看板を設置する運びとなった訳です。

“陽だまりえんつこ”・・・とは?

まずは、”えんつこ”ですが、赤ちゃんを寝かせるために作られた”ゆりかご”を意味します。青森地方では、年配の方々がよく使う方言です。

かくいう私も、小さい頃えんつこに入れられていました。

それでは、“陽だまりえんつこ”とは、何でしょうか?

我が家には、現在猫が7匹おります。最近は、寒くなってくると窓際にある猫用えんつこにこのような光景が見られます。



 

木製の脚立

 りんご栽培をしています。数ある用具の中で、脚立は必需品です。

 私は、アルミの脚立を使っていますが、義祖母は、未だに木製の脚立を使っています。というのも、八十も後半の義祖母にとってアルミの脚立は、重いのです。

 以前は、全て木製の脚立を使っていたらしいのですが、次第に壊れていって現在は2脚しかありません。ホームセンターに行っても、木製の脚立は売っていないし、ネットで調べても農作業で使う脚立は、見つかりません。

「それじゃあ、自分で作ってみよう!」

と思い作り始めましたが、素人が残っている脚立を見ただけで作るのですから、それはもう大変。初めは、少し丈夫にしようと思い、全部太めにしましましたが、出来上がって女房に試しに持ってもらいましたが、

「なんか重い!」

それで、また解体して全てをカンナを使い、薄くしました。

「これで、どう?」

「前より軽い。」

これで妥協して使って貰う事にしました。ここまで、作成に取り掛かってから2ヶ月もかかってしまいました。(10月23日現在)

 早速、畑に持って行ってまずは、女房に上ってもらって、記念撮影。

 参考までに義祖母が使っている脚立を並べて撮影してみました。並べてみても一見遜色の無いように見えますが、近くで見ると私が作った脚立はボコボコです。今回は、敢えて近景の写真は載せない事にします。